見所・サービス
三国峠(Mikuni Touge)
富士山を望む壮大なロケーション
富士山の全景を眺められる、芦ノ湖スカイラインで最も見晴らしの良い展望スポット。富士山、南アルプス、駿河湾、伊豆半島を一望することができます。夕刻には、紫色の空に雄大な富士山のシルエットが! かつての相模国・駿河国・伊豆国の国境に位置していたことが名前の由来です。
駐車場あり(無料)
杓子峠(Shakushi Touge)
北の富士山から南の駿河湾までを一望
芦ノ湖スカイラインの中間地点に位置する大人気の展望スポット。北は富士山、西は南アルプス、南は伊豆半島や駿河湾が望める絶景が魅力。日没時間が早い秋冬には裾野市や沼津市の夜景を見下ろせます。秋の快晴の朝には雲海が望めるかも!
駐車場あり(無料)
命の泉(Mikoto No Izumi)
ヤマトタケル伝説が伝わるパワースポット
日本神話の英雄・ヤマトタケルが蝦夷征伐の際に立ち寄って、病を癒したという伝説が伝わる神秘のパワースポット。冷たい泉に手を浸して、旅のお疲れを癒してください!
※湧き水はそのままでは飲めません。必ず煮沸処理を行ってください。
駐車場あり(無料)
富士山SkyCruise(ヘリコプター遊覧飛行)
雄大な箱根の大地を空から手軽に堪能
箱根の絶景を手軽に楽しめるアクティビティです。天気が良いと富士山、駿河湾、南アルプスまでを望むことができます。フライト時間は約5分で、乗り物酔いが心配な方でも安心して楽しめます。ヘリコプターとしてはお手頃な価格に設定。ドクターヘリや防災ヘリコプターを運航する東邦航空が提供する特別な体験をぜひ!!
駐車場あり(無料)
所要時間(遊覧飛行時間) | 1フライト約5分 |
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搭乗料金 | 大 人:5,000円 子ども:3,000円(3歳~12歳まで) ※座席を利用しない、3歳未満のお子様は無料 |
営業日 | 大型連休など (公式X:@tohoair_yuranでご確認ください) |
受付時間 | 9:00~15:30(初日は10:00から) |
受付場所 | 芦ノ湖ヘリポート(レストハウスフジビューそば) |
搭乗可能人数 | 1フライト最大5名 (3歳未満の座席を使わないお子様は、12歳以上の大人の方の膝上に限り無料でご搭乗いただけます) ※体重および身長による搭乗制限はございませんが、座席位置を指定させていただく場合がございます。 |
搭乗の流れ | 受付時間内に芦ノ湖ヘリポートへお越しください。現地でチケットを購入いただいた順にご案内します。 ※一般のお客様への事前予約は行っておりません。 ※待ち時間短縮のため乗り合わせをお願いしております。 ※人数調整により順番が前後する場合がございます。 |
お支払方法 | 現金、クレジットカード、電子マネー(ID・クイックペイ・楽天Edy・WAON他)、交通系IC |
注意事項 | ※天候、機材不具合により運航を中止させていただく場合がございます。 ※国内で災害が発生した場合、災害対応のため中止させていただく場合がございます。 ※実施内容は予告なき変更する場合もございます。予めご了承ください。 |
お問い合わせ
メロディーぺープ(Melody Pave)
東京から一番近い『路面から音楽が聞こえる道路』
自動車がアスファルト舗装に刻まれた溝を一定の速度で走行すると、車内でメロディが楽しめる不思議な道路。杓子峠から三国峠に向かう途中で童謡『ふじの山』、レストハウスから箱根峠料金所に向かう途中で『残酷な天使のテーゼ』の音楽を楽しむことができます。窓を閉めて走行してみてください!
レストハウス「フジビュー」
クルマ好き!バイク好き!ラジコン好き!も集まる食事処
駿河湾を一望できるレストラン。季節によっては駿河湾に沈む夕陽や、宝石を散りばめたような夜景を見ることも!「芦ノ湖カレー」と「カツカレー」は不動の人気メニュー。広い駐車場では、車・バイク愛好家、ラジコン好きが集い、オフ会が頻繁に行われています。
営業時間9:00~17:00
駐車場あり(無料)
レストハウス「レイクビュー」
自慢の高原ソフトクリームを食べながら絶景を!
「高原ソフトクリーム」「大名うどん・そば」が大人気のドライブイン。店のすぐ横の展望台からは芦ノ湖や対岸の駒ケ岳が一望できます。伊豆高原直送の特濃乳や湯の華まんじゅうなど、お土産物も数多く取り揃え、旅の思い出をお持ち帰りください!
営業時間9:00~17:00
駐車場あり(無料)
●壮大な箱根山と芦ノ湖はどのようにできた?
箱根一帯は、今から40万年前に活動を開始した大きな火山です。外輪山、カルデラ、中央火口丘で構成され、最高峰は中央火口丘の神山(標高は1,437m)。
およそ3100年前に神山が水蒸気爆発を起こして山が崩れ、早川が堰き止められた結果、芦ノ湖ができたと考えられています。名所・大涌谷で水蒸気が噴煙を上げているのは、かつての爆発の名残りです。
芦ノ湖スカイラインは、箱根山の西側の外輪山の稜線に沿って道が延びています。
●芦ノ湖の水は静岡県のもの!?
芦ノ湖スカイラインから眺望を楽しめる、神奈川県で最大の湖・芦ノ湖。水源のほとんどが湖底からの湧き水で満たされています。
芦ノ湖は神奈川県箱根町にありますが、芦ノ湖の水は静岡県が水利権を所有しています。江戸時代に造られ、芦ノ湖スカイラインの真下を通っている「箱根用水(深良用水)」を通って静岡県側に流れています。
なお、湖上を遊覧船が通行している他、ニジマスやバス釣りのメッカとして、多くの釣り人で賑わっています。
●江戸時代に全長約1kmのトンネルが手掘りで完成
江戸時代初めの1666年(寛文6年)、4代将軍・徳川家綱の時代。
箱根の西側の静岡県裾野市一帯は、水が足りず、生活用水の確保や米作りに苦労していた土地でした。そこで深良村の名主・大庭源之丞は、江戸浅草の商人・友野与右衛門の協力を得て、箱根の外輪山の地下に全長1280mのトンネル(隧道)を掘って、芦ノ湖の水を引くことを計画。ツチやノミの道具だけの手作業で掘り進め、3年半の歳月をかけて完成。芦ノ湖側と裾野側から掘り進めて、1670(寛文10)年2月25日に貫通し、4月25日に通水しました。
箱根用水(深良用水)は、現在でも裾野市近辺の農業用水として活用されています。
なお、深良用水は、芦ノ湖畔を起点にから湖尻峠を経て、くの字型に曲がっています。湖尻峠交差点付近で、江戸時代の先人の想いに浸ってみてください。
●全国を修行して回った山伏も絶賛の景色?
レイクビューの北側の山を登った場所は「山伏峠」と呼ばれています。
山伏とは、古来から、ほら貝を吹き、護摩を焚き、祈祷をしながら、山中で修行する修験道の修行者「修験者」のこと。山々が持つ神聖な霊力を身につけるべく、富士山や吉野山、大山、出羽三山など、日本各地の霊山と呼ばれる山々をめぐって踏破していました。
山伏峠の標高は1,035mで、峠といいながら山頂です。湖畔の箱根神社や九頭竜神社、対岸の神山、さらには富士山や天城山、三嶋大社などが望めます。
霊験あらたかなパワースポットからの英気を浴びて、旅の幸運を高めてください!
●日本神話のヒーロー・ヤマトタケルノミコトが元気を回復!
『古事記』『日本書紀』に書き記されたヤマトタケルノミコト(日本武尊/倭建命)。第12代景行天皇の皇子で、奈良の大和朝廷に従わない九州の熊襲(クマソ)や関東・東北の蝦夷(エミシ)を、武勇や機転を活かして征服に成功するも、故郷にたどり着く前に力尽きて亡くなりました。
伝説上の人物とされていますが、地名となって残っている箇所も多くあります。
静岡県焼津:草地で敵に囲まれて火攻めに遭いましたが、持っていた火打石と草薙剣で逆に火を着けて返り討ちにした場所。草薙剣は三種の神器の1つとして、今も皇室に受け継がれています。
千葉県木更津:ヤマトタケル一行が三浦半島から房総半島に渡るべく、東京湾の走水を横断する最中、嵐が発生。ヤマトタケルの妻が入水して嵐が静まり、無事にたどり着きました。妻を失った悲しみを詠んだ和歌「君去らず 袖しが浦の立つ波の~」の一節が転じて木更津となったとされています。
三重:九州や関東・東京を歩いて征服に回ったヤマトタケルですが、戦いに傷と疲労困憊とで心身ともに疲弊していました。「わが足は三重の勾(まがり)の如くして 甚(いと)疲れたり」と語った場所というのが地名の由来とされています。
(いずれも諸説あり)
地名に刻まれたヤマトタケルノミコト。実在した可能性が高い日本神話の英雄の姿を思い浮かびながら、「命の泉」の冷たい水で旅の疲れを癒してみては?
●舗装からメロディが流れるヒミツ
道路の横断方向に溝(幅9mm、深さ6mm)を連続的に設けて、車がその上を通過すると音楽が聞こえてくるという不思議な道路「メロディペーブ」。溝の間隔が狭いと高い音(高周波)、広いと低い音(低周波)が鳴る特性を活かして、『路面が音楽を奏でる』ことを実現しています。
ドライブが楽しくなるだけではなく、
①音楽を聴くためにスピードを落とす
②雨が降った際の水はけをよくする
③路面が凸凹しているのでタイヤが滑りにくくスリップ防止になる
④音が鳴ることで注意喚起や眠気防止になる
など、安全運転をサポートするさまざまな効果が発揮されています。
芦ノ湖スカイラインでは、時速40キロで走行すると、南から北に向かう路面に童謡『ふじの山』が流れますが、北から南に向かう路面には『残酷な天使のテーゼ』が! 箱根が舞台となっているアニメ作品『新世紀エヴァンゲリオン』のオープニング曲で、箱根町の町おこしを兼ねて設置されました。
安全運転で、道路が奏でる音楽を楽しんでください!
●温泉のデパート!? 箱根温泉
箱根山の火山の影響で、多くの場所に温泉が噴出しています。
江戸時代には東海道に沿った「箱根七湯」が賑わい、徳川将軍に献上湯されたことも度々。明治時代以降は、観光地・保養地として開発が進み、今では「箱根二十湯」とも呼ばれています。
複雑な地形ゆえ、場所によって泉質がさまざまです。
肌触りがなめらかで、肌がスベスベになる『アルカリ性単純泉』、殺菌効果が高いため皮膚病などに効く『酸性泉』、便秘解消や新陳代謝を促進する『硫黄泉』など、「温泉のデパート」と呼ばれるほど、箱根だけでいろいろな効能を楽しめます。
温泉宿や日帰り施設が充実していることから、芦ノ湖スカイラインの行き帰りに、ぜひ箱根温泉に浸かってみてください。
●江戸時代の東海道の難所 箱根峠
芦ノ湖スカイラインの南側の玄関・箱根峠。
古代から箱根峠を経由した街道が人々の往来に利用されていました。
本格的に整備されたのは江戸時代のこと。江戸幕府が東海道のルートを、従来の足柄峠ではなく、勾配が険しいながらも距離が短い箱根峠を指定。
芦ノ湖畔には「箱根関所」が設けられ、「入鉄砲に出女(武家の妻女)」と呼ばれるほど厳重に監視されていました。
箱根スカイラインの南の出入口は、江戸時代、弥次さん喜多さんをはじめ、多くの旅人の往来で賑やかだったことでしょう。